給水区域の管理システムを構築するため、区域全体をブロック(大・中・小)で区分けして、ブロック(区画)図を作成します。
管体は、交通荷重や他工事によって損傷を受けたり、土の成分によって劣化します。管体の状況や管路周囲の土壌の分析を行うことで、管外面の腐食による漏水等の事故を未然に防止します。また、調査結果に基づく老朽度や余寿命の診断を行うなど、調査の結果を修繕や更新計画に反映しています。
夜間の使用水量が最も減少した時間帯に、「夜間最小流量測定法」により電磁流量計を使用して漏水量を測定します。ブロック内基準値(漏水許容量)と比較して、漏水密度の分析をします。
水質異常や給水異常に対する保全を目的として、行き止まり管路、管内面塗装の劣化が予見される箇所、管内水の滞留時間が長い箇所等、あらかじめ水質異常や給水障害が発生しやすい既設管路に対して計画的に洗浄・調査します。通常の洗浄方法は、排水管や消火栓からの強制的な排水によって実施します。
適正な水量・水圧・水質の確保のために、制水弁や消火栓などの附属設備に破損や劣化がないか、弁室・弁筐内に土や水が溜まっていないか、すぐに操作できる状況にあるか、鉄蓋にガタ付きはないか等を、定期的に点検・調査します。
給水区域全体の配水状況や経年劣化等の把握や、局所的な問題の対応のために、消火栓等にポータブル式水圧計等を設置して定期又は適宜に水圧・水質を測定します。併せて残留塩素濃度等の水質調査も実施します。
夜間の使用水量が最も減少した時間帯に、「夜間最小流量測定法」により電磁流量計を使用して漏水量を測定します。ブロック内基準値(漏水許容量)と比較して、漏水密度の分析をします。